安曇野で何か特別な体験がしたい。そんなとき候補に挙がるのが、大王わさび農場の蓼川(たでがわ)で楽しめる「安曇野汽船」のクリアボートです。透明度の高い湧き水の川を、底がガラスのように透けたボートでゆっくり進む。水草が揺れ、川底の砂利がはっきり見え、北アルプスの伏流水がどれほど澄んでいるかを肌で感じられます。
この記事では、安曇野汽船のクリアボートについて料金・コースの違い・営業時間・アクセス・駐車場から、シーン別の楽しみ方や周辺スポットまで、初めて行く人が迷わないように情報をまとめました。
・安曇野汽船のクリアボート2コースの料金・所要時間の違い
・営業期間・定休日・受付時間と混雑を避けるベストな時間帯
・安曇野ICからのアクセスと駐車場の注意点
・子連れ・カップル・一人旅それぞれの楽しみ方
安曇野汽船のクリアボートとは|蓼川の透明な水を滑る唯一無二の体験

北アルプスの湧き水が流れる蓼川だからこそ成り立つアクティビティ
安曇野汽船のクリアボートは、大王わさび農場を流れる蓼川で運航されている小型ボートの遊覧体験です。最大の特徴は船底が透明素材でできていること。蓼川は北アルプスの伏流水が湧き出す川で、水温は年間を通じて約13℃前後。この冷たく澄んだ水が、透明度の高さを保っている理由です。ボートに乗ると足元から川底が見え、バイカモ(梅花藻)などの水草がゆらゆらと揺れる様子を間近に観察できます。
ドライブ旅の途中でふらっと立ち寄れる手軽さも魅力で、大王わさび農場の散策ついでに30分ほどで体験が完結します。ただし、予約不要で受付順のため、繁忙期は待ち時間が発生することがあります。GWやお盆は30分〜1時間待ちになることもあるので、午前中の早い時間に受付を済ませておくのがコツです。
クリアボートの乗船スタイル|乗り合いで気軽に参加できる
安曇野汽船のクリアボートは乗り合い制で運航しています。1艇あたり数名が同乗し、スタッフがボートを操作してくれるので、自分で漕ぐ必要はありません。川の流れに身を任せながら、両岸の木々や水面に映る空を眺める時間は、車を降りてすぐとは思えないほど穏やかです。
小さな子ども連れでも乗船可能ですが、ライフジャケットの着用が必要です(貸し出しあり)。ペットの同乗はできないので、犬連れの旅行者は注意してください。受付は大王わさび農場の駐車場横にある緑色のテントが目印で、場所がわかりにくいという声もありますが、農場入口から駐車場方面に進めばすぐ見つかります。
安曇野汽船は「气船」と書く|名前の由来と読み方
正式表記は「安曇野气船」で、「气」は「汽」の異体字です。読み方は「あづみのきせん」。検索するときに「安曇野汽船」と入力しても公式サイトにたどり着けるので、表記の違いを気にする必要はありません。安曇野汽船は2010年代に蓼川でのクリアボート事業を開始し、冬から春にかけては熱気球体験も提供しています。クリアボートと熱気球は季節が異なるため、同じ日に両方体験することはできません。
一人旅で静かに水面を眺めたい人にも、家族で「川底が見える!」と盛り上がりたい人にも対応できる懐の広さが、安曇野汽船の持ち味です。
安曇野汽船の料金とコース比較|アルプスコースと安曇野コースはどっちがいい?
2つのコースの違いを料金・所要時間・ルートで比較する
安曇野汽船のクリアボートには、「アルプスコース」と「安曇野コース」の2種類があります。アルプスコースは所要時間約30分で料金は中学生以上1,800円。安曇野コースは約15分で中学生以上900円です。アルプスコースは蓼川をより上流まで遡り、三連水車の近くまで進むロングコース。安曇野コースは受付付近の区間を往復するショートコースです。
時間に余裕があるならアルプスコースがおすすめです。蓼川の景色は上流に行くほど水草が密集し、川底の透明度も増します。ただし、小さな子ども(未就学児)が飽きてしまう可能性がある場合は、安曇野コースで十分に雰囲気を味わえます。料金は倍の差があるので、予算と滞在時間で判断してください。
| 名称 | 安曇野气船(安曇野汽船) |
| 所在地 | 長野県安曇野市穂高3640(大王わさび農場内 蓼川) |
| 営業時間 | 通常期 10:00〜14:00/繁忙期 9:00〜13:00(受付終了時間) |
| 定休日 | 木曜日(6月下旬〜7月上旬に約1週間の河川整備休業あり) |
| 予算目安 | 900円〜1,800円(コースにより異なる) |
| 駐車場 | あり(大王わさび農場の無料駐車場を利用・約350台) |
| アクセス | 長野自動車道 安曇野ICから車で約10分/JR穂高駅から徒歩約30分 |
信州びより調べ|安曇野汽船の2コースを項目別に比較
| 比較項目 | アルプスコース | 安曇野コース |
|---|---|---|
| 料金(中学生以上) | 1,800円 | 900円 |
| 所要時間 | 約30分 | 約15分 |
| 三連水車エリア | ○(通過あり) | × |
| 小さな子ども向け | △(長く感じる場合も) | ○(ちょうどいい長さ) |
| 写真撮影の余裕 | ○(ゆっくり撮れる) | △(あっという間) |
料金の支払い方法と割引情報|事前予約は必要?
安曇野汽船のクリアボートは基本的に予約不要で、現地受付・当日払いです。支払いは現金のほかキャッシュレス決済にも対応しています。じゃらんやアソビュー等の予約サイトを通じた事前予約も可能で、サイトによっては数百円の割引クーポンが出ていることがあります。
家族4人(大人2人・中学生以上の子ども2人)でアルプスコースに乗ると合計7,200円。ドライブ旅のアクティビティとしては手頃な価格帯です。カップルなら2人で3,600円。一人旅でも乗り合いなので気兼ねなく参加できます。繁忙期は料金が変動する場合があるので、公式サイトで最新料金を確認してから出かけると安心です。
小学生以下の子どもや幼児の料金はどうなる?
小学生以下の子どもは大人と同乗する形で料金が設定されています。未就学児は保護者の膝の上に座る場合、無料になるケースもあります。ただし、時期やコースによって対応が変わることがあるため、受付テントで直接確認するのが確実です。
子ども用のライフジャケットは用意されているので、追加料金なしで借りられます。ベビーカーはボートに乗せられないため、受付テント付近に置いておく形になります。貴重品の管理は自己責任になるので、車に置いていくか最小限の荷物で参加するのがおすすめです。
安曇野汽船の営業時間・定休日・シーズン|いつ行けば乗れる?

通常期と繁忙期で受付時間が違う|うっかり見落としがちな落とし穴
安曇野汽船のクリアボートは、時期によって受付時間が異なります。通常期は10:00〜14:00(最終受付)、繁忙期(GW・夏休み・シルバーウィークなど)は9:00〜13:00です。注意してほしいのは、繁忙期のほうが受付終了時間が早いこと。「混む時期だから長くやっているだろう」と思い込んで午後に到着すると、受付が終了していた——という失敗が実際に起きています。
特にGWの13時過ぎに行って乗れなかったという口コミは複数見られます。繁忙期に行くなら、午前中に現地入りするスケジュールを組んでください。通常期の平日なら10:00〜11:00に行けば待ち時間もほぼなく乗れます。
繁忙期(GW・夏休み・連休)は受付が9:00〜13:00と、通常期より終了が1時間早くなります。午後に到着すると受付終了で乗れない可能性があるため、午前中のスケジュールを確保してください。天候や河川の状況によって臨時休業もあるので、当日朝に公式SNSの確認もおすすめです。
定休日は木曜日|6月下旬〜7月上旬の河川整備休業にも注意
安曇野汽船の定休日は毎週木曜日です。旅行の日程が木曜日に重なる場合は注意してください。さらに、6月下旬〜7月上旬に約1週間の河川管理・整備のための休業期間があります。梅雨の時期と重なるため、この時期に安曇野旅行を計画している人は日程の確認が必須です。
荒天時や増水時にも臨時運休になることがあります。台風の翌日や大雨の翌日は水が濁って透明度が落ちるため、運航していても本来の美しさを楽しめない場合も。できれば晴天が2日以上続いた後に行くと、蓼川の透明度がベストコンディションになります。
2026年の営業開始は4月23日|ベストシーズンはいつ?
2026年シーズンは4月23日から営業を開始しています。例年、営業期間は4月下旬〜11月上旬頃までです。紅葉シーズンの10月中旬〜下旬は蓼川沿いの木々が色づき、水面に紅葉が映り込む特別な景色を楽しめます。
おすすめは5月中旬〜6月上旬と9月下旬〜10月下旬。5〜6月は新緑が美しく水量も安定しており、バイカモが白い花を咲かせ始める時期。9〜10月は気温が下がって空気が澄み、北アルプスの稜線がくっきり見えます。真夏の7〜8月は家族連れで賑わいますが、待ち時間も長くなるので朝一番での受付がおすすめです。
冬は安曇野汽船の「もうひとつの顔」|熱気球体験が楽しめる
クリアボートが冬季休業に入る12月〜3月頃、安曇野汽船は熱気球体験を提供しています。2026年は2月14日〜3月30日の土・日・月・祝日に開催。集合時間は朝6:30(3月中旬以降は6:00)と早朝ですが、冬の澄んだ空気の中で北アルプスの雪山を見渡す空中散歩は、クリアボートとはまた違った感動があります。
熱気球は4名以上で催行、所要時間は約3時間(飛行時間40〜50分)。クリアボートが乗り合い・予約不要なのに対し、熱気球は事前予約制で少人数限定です。冬に安曇野を訪れるなら、選択肢として知っておくと旅の幅が広がります。
安曇野汽船へのアクセスと駐車場|安曇野ICから約10分の詳細ルート
車でのアクセス|安曇野ICから大王わさび農場まで迷わないルート
安曇野汽船のクリアボート乗り場は、大王わさび農場の敷地内にあります。長野自動車道・安曇野ICを降りたら、県道310号線を北へ直進。「大王わさび農場」の看板に従って進めば約10分で到着します。道は片側1車線の平坦な道路で、カーナビに「大王わさび農場」と入力すれば迷うことはまずありません。
松本方面から国道147号経由で来る場合は約20分。白馬・大町方面からは国道147号を南下して約30〜40分です。安曇野は車社会のエリアなので、車でのアクセスが圧倒的に便利です。レンタカーを借りて安曇野を周遊するプランと相性が良いスポットです。
駐車場は大王わさび農場の無料駐車場を利用|約350台収容
安曇野汽船に専用駐車場はありませんが、大王わさび農場の無料駐車場(約350台)をそのまま利用できます。駐車場から受付テントまでは徒歩3分ほど。駐車場自体は広いのですが、GWや紅葉シーズンの土日は朝9時の時点で満車になることがあります。
混雑を避けるなら、開園直後(通常期は9:00、繁忙期は8:00頃)に到着するのが確実です。駐車場が満車の場合、周辺に臨時駐車場が設けられることもありますが、そこからは徒歩10分ほどかかります。大型バスの駐車スペースもあるため、観光バスが多い日は普通車エリアが混みやすい傾向があります。
意外と知られていないけれど、大王わさび農場の駐車場は北アルプスのビューポイントでもあります。常念岳・蝶ヶ岳・大天井岳の稜線が駐車場から一望でき、晴れた日は車を停めた瞬間に「来てよかった」と感じるはず。クリアボートに乗る前に、駐車場からの山並みもぜひチェックしてみてください。
電車・バスでのアクセス|JR穂高駅からの3つの移動手段
車がない場合は、JR大糸線・穂高駅が最寄り駅です。穂高駅から大王わさび農場までの移動手段は3つ。あづみ野エンジョイバスの「大王わさび農場線(ブルーライン)」を使えば約11分で到着します。料金は大人600円・子ども300円で、1日8便の運行です。タクシーなら約10分・料金は1,500円前後。
天気が良ければレンタサイクルもおすすめです。穂高駅周辺にはレンタサイクル店があり、農場まで約15分の道のりを安曇野の田園風景を眺めながら走れます。徒歩だと約30分かかるので、荷物が多い場合はバスかタクシーが無難です。バスは本数が少ないため、時刻表を事前に確認してください。
周辺道路の混雑情報|GWと紅葉シーズンは早めの出発を
安曇野IC付近は普段はスムーズに流れますが、GWと10月の紅葉シーズンは渋滞が発生します。特に安曇野ICの出口から県道310号にかけて、土日の10時〜14時頃は車が数珠つなぎになることも。松本ICや梓川スマートICから迂回するルートも検討してください。
カップルのドライブデートなら、渋滞を避けて朝8時台に到着し、クリアボート→わさび農場散策→ランチという流れが理想的です。帰りは15時までに安曇野ICに乗れば、渋滞のピークを外せます。一人旅やバイクツーリングなら平日に行くのが正解で、渋滞とは無縁の快適なドライブが楽しめます。
安曇野汽船のクリアボートを120%楽しむ準備と持ち物
服装選びのポイント|水に濡れる?動きやすさは?
クリアボートは基本的に濡れないアクティビティです。激しく揺れることもなく、川面をゆっくり進むので、普段着のままで問題ありません。ただし、乗り降りの際にボートの縁や桟橋が濡れていることがあるので、滑りにくい靴を選んでください。ヒールやサンダルよりスニーカーが安心です。
春や秋は川面からの冷気で体感温度が下がります。薄手の上着を1枚持っていくと快適です。夏場は日差しを遮るものがないため、帽子と日焼け止めが必須。蓼川沿いは木陰がありますが、ボート上では直射日光を浴びます。ドライブ旅の延長で気軽に参加できますが、最低限この2点は準備しておきましょう。
写真撮影のコツ|川底の透明感を撮るにはスマホで十分
クリアボートの醍醐味は透明な船底から見える川底の風景。これをきれいに撮るコツは、偏光を避けるためにスマホをガラス面に近づけて撮影すること。距離を取ると反射で白く映ってしまいます。動画モードにしておけば、水草が揺れる様子を臨場感たっぷりに記録できます。
三連水車とボートのツーショットはアルプスコースでしか撮れない構図です。水車が見えてきたらカメラを構えておきましょう。スマホの防水ケースがあると万一の落下にも安心ですが、スタッフがボートを安定させてくれるので、通常の注意を払えば水没の心配はまずありません。
持っていくと便利なもの3選|忘れがちなアイテム
まずはタオル。濡れないとはいえ、川面からの水しぶきが微量に飛ぶことがあります。手を拭く用のハンドタオルがあると安心です。次にサングラス。水面の反射がまぶしく、目が疲れやすいので偏光サングラスがあるとボート上での時間が快適になります。
3つ目は小銭。受付で千円札の用意があると支払いがスムーズです。大王わさび農場内の売店や自動販売機でも小銭が役立ちます。逆に、大きなリュックや三脚は邪魔になるので車に置いていくのがベター。ボート内のスペースは限られているため、貴重品とスマホだけ持って乗るのが快適です。
安曇野汽船はどんな人に向いている?シーン別の楽しみ方ガイド
ドライブ旅の寄り道に最適|安曇野ICから10分で非日常体験
長野方面へのドライブ旅で「どこかに寄りたいな」と思ったとき、安曇野汽船は候補に入れておきたいスポットです。安曇野ICから10分、駐車場無料、予約不要、所要時間15〜30分。ドライブの合間に組み込みやすい条件がそろっています。
松本城を見た後に安曇野方面へ北上する途中、白馬へ向かう前の立ち寄りなど、ルートに自然に組み込めます。大王わさび農場の散策と合わせても2時間あれば十分。「あそこよかったよ」と人に教えたくなる体験が、ふらっと立ち寄るだけで手に入るのは安曇野汽船の大きな魅力です。
子連れファミリーの楽しみ方|何歳から乗れる?飽きない工夫は?
小さな子ども連れの家族にもクリアボートは人気です。年齢制限は特にありませんが、保護者の膝の上に座れることが条件です。子どもが喜ぶポイントは、やはり透明な船底から見える川底。「お魚いるかな?」「水草が動いてる!」と、自然観察の入口になります。
未就学児は安曇野コース(15分)のほうが飽きずに楽しめます。小学生以上ならアルプスコース(30分)でも十分集中力が持ちます。ボート後は大王わさび農場でわさびソフトクリームを食べたり、わさび田を見学したりと、子どもが楽しめる要素が周辺に豊富。半日の家族レジャーとして満足度が高いプランです。
カップルのデートプラン|水辺×アルプスのロケーションを活かす
クリアボートは2人の距離が近くなるアクティビティです。ボートの上でゆったり過ごす時間は、テーマパークのアトラクションとは違った落ち着いた雰囲気。蓼川の澄んだ水面と緑のトンネルが、写真映えするデートの演出になります。
おすすめのデートプランは、午前中にクリアボート→大王わさび農場の三連水車前で散策→安曇野産わさびを使ったランチ(農場内のレストランでわさび丼が人気)→午後は穂高周辺のカフェでまったり、という流れ。安曇野コースよりアルプスコースのほうが、2人でゆっくり写真を撮る時間が取れるのでデート向きです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 予約不要で気軽に参加できる 大王わさび農場の散策とセットで楽しめる 駐車場無料・安曇野ICから10分の好アクセス 900円からと手頃な料金設定 | 繁忙期は30分〜1時間の待ち時間が発生 木曜定休のため日程調整が必要 荒天・増水時は臨時運休あり 冬季(12月〜4月中旬)は営業していない |
一人旅でも楽しめる?乗り合いだからこそ気楽に参加できる理由
一人旅で「クリアボートに乗ってみたいけど、一人で大丈夫かな」と思う人もいるかもしれません。結論から言うと、まったく問題ありません。乗り合い制なので他のお客さんと一緒にボートに乗りますが、特に会話する必要はなく、静かに水面を眺めているだけでOKです。
むしろ一人旅のほうが、平日の空いている時間帯を狙いやすく、待ち時間ゼロで乗れる可能性が高いです。安曇野コース900円、所要時間15分。ふらっと寄って、ボートに乗って、わさび農場を散歩して、1時間もあれば次の目的地へ移動できます。バイクツーリングの途中に立ち寄るライダーも少なくありません。
安曇野汽船の前後に知っておきたい大王わさび農場の楽しみ方
大王わさび農場は入場無料|わさび田と三連水車が見どころ
安曇野汽船のクリアボートに乗るなら、大王わさび農場の散策は外せません。農場は入場無料で、広大なわさび田を歩いて見学できます。わさびは北アルプスの湧き水で栽培されており、水の透明度はクリアボートで見た蓼川と同じ。田んぼの水が澄んでいて、わさびの根元まではっきり見えるのは安曇野ならではの光景です。
三連水車は大王わさび農場のシンボルで、黒澤明監督の映画『夢』のロケ地としても知られています。クリアボートのアルプスコースでは水上からこの水車を間近に見られますが、徒歩でも別角度から撮影できるので、ぜひ両方の視点で楽しんでみてください。散策所要時間は30分〜1時間が目安です。
農場内グルメ|わさびソフトクリームとわさび丼は外せない
大王わさび農場に来たら食べておきたいのが「本わさびソフトクリーム」。わさびのツーンとした辛味と甘いソフトクリームの組み合わせは、安曇野の人気スイーツです。価格は400円前後で、売店で気軽に購入できます。辛いのが苦手な人はわさびの量が控えめな「ミックス」を選ぶと食べやすいです。
しっかり食事をするならレストラン大王の「本わさび丼」がおすすめ。すりたてのわさびをご飯にのせて、かつお節と醤油でいただくシンプルな一品ですが、わさびの香りと辛味が際立つ安曇野らしいメニューです。蕎麦もあるので、ランチをここで済ませるのも効率的です。
安曇野汽船と組み合わせたい周辺観光スポット3選
大王わさび農場と安曇野汽船を楽しんだ後は、周辺スポットにも足を延ばしてみましょう。車で15分圏内に見どころが点在しています。
1つ目は「安曇野ちひろ美術館」。いわさきちひろの作品を中心に展示する美術館で、広い芝生の庭園が気持ちいいスポットです。子連れにも人気で、大王わさび農場から車で約20分。2つ目は「穂高神社」。安曇野の中心に位置する歴史ある神社で、境内は静かで落ち着いた雰囲気。穂高駅から徒歩3分のアクセスのよさもポイントです。
3つ目は「安曇野わさび田湧水群公園」。環境省の「名水百選」に選ばれた湧水群を歩いて巡れる公園で、水の美しさに癒されたいなら必見。クリアボートで蓼川の透明度を体感した後なら、安曇野の水がいかに特別かを再確認できるスポットです。大王わさび農場から車で約5分です。
安曇野エリアには個性的なカフェが点在しています。クリアボートの後にひと息つくなら、穂高周辺のカフェを覗いてみてください。田園風景の中にぽつんと建つ隠れ家カフェで、北アルプスを眺めながらコーヒーを飲む時間は、安曇野ドライブの醍醐味のひとつです。
安曇野汽船でよくある質問と知っておくと得する情報
雨の日でも乗れる?天候と運航の関係を解説
小雨程度なら運航していることが多いです。ボートには屋根がないため、雨の日はレインコートを持参するか、天候回復を待つ判断が必要です。ただし、雨が降ると蓼川の水が濁りやすく、クリアボートの最大の魅力である透明度が損なわれます。
ベストなのは晴天が2日以上続いた後。雨上がり直後は水が白っぽく濁り、川底が見えにくくなります。せっかく行くなら天気予報を確認して、晴れの日を狙いましょう。大雨や強風の日は安全のため運休になります。当日の運航状況は安曇野汽船の公式Facebookやインスタグラムで告知されることがあるので、出発前にチェックしてください。
所要時間は現地滞在トータルでどれくらい見ておけばいい?
クリアボート単体の所要時間は15分(安曇野コース)または30分(アルプスコース)ですが、現地滞在のトータル時間は余裕を見ておきましょう。受付→待ち時間→乗船→下船で、通常期の平日なら30〜45分、繁忙期は1〜1.5時間を見込んでください。
大王わさび農場の散策とランチも合わせるなら、トータル2〜3時間が目安です。午前中に到着→クリアボート→農場散策→ランチ→13時台に出発、というスケジュールが収まりがいいプランです。安曇野の他のスポット(ちひろ美術館や穂高神社)も回るなら、半日〜1日の滞在を想定しておくと余裕を持って楽しめます。
冬季休業を知らずに12月〜4月中旬に訪れてしまい、「クリアボートに乗れなかった」という声があります。安曇野汽船のクリアボートは春〜秋の季節営業です。冬に安曇野を訪れる場合は、熱気球体験(2〜3月の週末限定)か大王わさび農場の散策を楽しむプランに切り替えましょう。
安曇野汽船のクチコミ傾向|満足度が高いポイントと改善を求める声
じゃらんやフォートラベルなどの旅行サイトでは、安曇野汽船のクリアボートに対して「水の透明度に驚いた」「子どもが大喜びだった」「安曇野に来たらまた乗りたい」といった高評価が目立ちます。特に水の美しさと手軽さへの評価が高い傾向です。
一方で「GWに待ち時間が長かった」「受付場所がわかりにくかった」「もっと長いコースがあるといい」という声も。受付テントの位置は大王わさび農場の駐車場横で、農場の正面入口からは少し離れているため、初めて行く人は見落としやすいようです。駐車場に着いたら「緑色のテント」を探してください。
まとめ|安曇野汽船のクリアボートで蓼川の透明度を体感する旅へ
安曇野汽船のクリアボートは、北アルプスの湧き水が生み出す蓼川の透明な水を、足元から間近に感じられる安曇野ならではの体験です。大王わさび農場の中にあるアクセスのよさ、予約不要の手軽さ、900円から参加できる料金設定と、初めての安曇野旅行でもリピーターでも気軽に楽しめる条件がそろっています。
この記事のポイントを振り返ります。
- 安曇野汽船のクリアボートは2コース。アルプスコース(30分・1,800円)は三連水車まで行けるロングコース、安曇野コース(15分・900円)は手軽に楽しめるショートコース
- 営業期間は4月下旬〜11月上旬頃。定休日は木曜日。繁忙期は受付終了が13:00と早いので午前中に行くのが鉄則
- 安曇野ICから車で約10分。大王わさび農場の無料駐車場(約350台)を利用できるが、GWや紅葉シーズンの土日は朝9時で満車になることも
- 予約不要で当日受付OK。じゃらんやアソビューでの事前予約なら割引が効く場合も
- ドライブ旅・家族連れ・カップル・一人旅のどのシーンでも楽しめる。未就学児は安曇野コース、デートにはアルプスコースが向いている
- 晴天が2日以上続いた後がベストコンディション。雨上がりは水が濁りやすいので注意
- 大王わさび農場の散策・わさびグルメ・周辺の美術館や神社と組み合わせれば、安曇野で充実の半日プランが完成する
まずは旅行の日程を決めて、木曜日に重ならないかだけ確認してみてください。あとは安曇野ICを降りて10分、緑色のテントを見つけたら受付するだけ。蓼川の底が透けて見えた瞬間、安曇野の水がどれほど特別かを実感できるはずです。
※営業時間・料金・メニュー等は変更になる場合があります。お出かけ前に最新情報をご確認ください。

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