安曇野市で蕎麦屋を探していると「寿々㐂」という名前を見かけたけど、どんなメニューがあるの? 値段は? そんな疑問を持っている方は多いはずです。寿々㐂は創業50年を超える老舗の手打ち蕎麦店で、碌山美術館の目の前という立地も相まって、地元の常連客から観光客まで幅広く親しまれています。2025年6月にはテレビ番組「バナナマンのせっかくグルメ」でも紹介され、注目度がさらに高まりました。
この記事では、寿々㐂の冷たい蕎麦・温かい蕎麦・うどんまでメニューを全種類紹介し、価格帯や人気の注文、初めて行く方が知っておきたい注文のコツまで詳しくお伝えします。安曇野市での蕎麦ランチ選びにぜひ役立ててください。
・寿々㐂の冷たい蕎麦・温かい蕎麦・うどんメニューの全種類と価格
・テレビで紹介された天ざるそばの実力と注文のコツ
・初めて行く人が知っておきたいアクセス・駐車場・支払い方法
・碌山美術館とセットで楽しむ安曇野市の半日モデルコース
寿々㐂が安曇野市で50年以上愛される理由|親子3代の手打ち蕎麦店

昭和49年創業、地元に根付いた蕎麦屋のルーツ
寿々㐂は昭和49年(1974年)に安曇野市穂高で創業した手打ち蕎麦店です。開店から50年以上が経った現在も、親子3代で店を切り盛りしています。店名の「㐂」は「喜」の異体字で、のれんにもこの字が掲げられています。
場所はJR大糸線・穂高駅から徒歩約5分、碌山美術館の正面という好立地。安曇野観光の合間にふらっと立ち寄れるのが大きな魅力です。観光客だけでなく、近所に住む常連さんが週に何度も通う姿が見られるのは、味への信頼の証でしょう。
家族旅行や一人旅で安曇野市を訪れた際、碌山美術館の鑑賞前後にランチとして組み込むのが定番の楽しみ方です。ただし営業時間は11:00〜15:00と短く、ラストオーダーは蕎麦が売り切れ次第終了となるため、確実に食べたい場合は12時前の到着をおすすめします。
毎朝店主が打つ二八蕎麦|安曇野の名水が味の決め手
寿々㐂の蕎麦は、毎朝店主が自ら打つ二八蕎麦(そば粉8:小麦粉2)です。二八蕎麦はのど越しの良さとそばの風味のバランスに優れた配合で、蕎麦初心者にも食べやすい仕上がりになっています。
安曇野市は北アルプスの伏流水が豊富な「名水の里」として知られます。寿々㐂ではこの安曇野の水を蕎麦打ちと茹で上がった蕎麦を締める工程の両方に使用しており、蕎麦の透明感あるのど越しを生み出しています。口に入れた瞬間にふわっとそばの香りが立ち、噛むとしっかりとしたコシが感じられます。
蕎麦好きの方は冷たいざるそばで蕎麦そのものの味わいを楽しむのが王道。一方、寒い時期に訪れるなら温かいかけそばで安曇野の水の柔らかさを出汁と一緒に感じるのもおすすめです。なお、蕎麦は手打ちのため1日の提供量に限りがあり、14時過ぎには売り切れる日もあります。
テレビ「せっかくグルメ」で紹介された話題の蕎麦店
2025年6月22日放送の「バナナマンのせっかくグルメ」で、日村勇紀さんが寿々㐂を訪問。番組内で天ざるそばを注文し、その圧倒的なボリュームと手打ち蕎麦の味わいが紹介されました。
テレビ放送後は知名度が一気に上がり、週末を中心に混雑が増えています。以前は平日なら待ち時間なしで入れることがほとんどでしたが、放送後は平日でも11時半ごろから席が埋まり始める日が出てきました。
カップルや友人同士で訪れる場合、テレビで見た天ざるそばを目当てに来る方が多いようです。混雑を避けるなら開店直後の11時に到着するのがベスト。特に土日祝は12時前に満席になることがあるため、早めの来店を心がけてください。定休日は毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日が休み)なので、月曜日に予定を組んでいる方は注意が必要です。
寿々㐂の「㐂」は「喜」の異体字で、漢数字の「七十七」を組み合わせた字です。「喜寿(77歳)」に由来する縁起の良い字で、老舗の蕎麦屋や料亭で使われることがあります。ネットで検索するときは「寿々喜」と入力しても情報が出てきます。
寿々㐂の冷たい蕎麦メニュー一覧|安曇野市の名水で締めた喉ごし抜群の一杯
ざるそばは850円から|並・中・大の3サイズ展開
寿々㐂の看板メニューであるざるそばは、並盛800円からという安曇野市内の蕎麦店としてはリーズナブルな価格設定です。中盛・大盛と3サイズから選べるので、食べる量に合わせて調整できます。
並盛でもしっかりとした量が盛られており、初めて訪れた方は「これが並?」と驚くことが多いのが寿々㐂の特徴。蕎麦は安曇野の冷たい名水でキュッと締められていて、箸で持ち上げるとツヤのある表面がきれいに光ります。つゆは甘すぎず辛すぎず、蕎麦の風味を邪魔しないバランスの良い味わいです。
ドライブの途中で軽めに蕎麦を食べたいなら並盛で十分。男性やしっかり食べたい方は中盛か大盛を選ぶと満足感があります。ただし大盛は量がかなり多いため、天ぷらも頼む予定なら並盛にしておくのが無難です。
わさびそば850円|安曇野名物の生わさびで食べる贅沢
安曇野市は日本有数のわさびの産地で、寿々㐂のわさびそばはその地の利を活かしたメニューです。価格は850円。冷たい蕎麦に安曇野産のわさびを添えて提供されます。
チューブわさびとは別物の、生わさびのフレッシュな辛みがそばの香りと合わさると、鼻に抜ける爽やかな風味が広がります。わさびは少量ずつ蕎麦にのせて、つゆにつけずにそのまま食べるのが地元流。わさびの風味をダイレクトに味わえます。
安曇野らしさを感じたい方、蕎麦通の方にはぜひ試してほしい一品です。わさびの辛みが苦手な方は量を調節すれば問題ありません。お子さん連れの家族で訪れた場合、子ども用にはざるそばを注文し、大人がわさびそばを楽しむという使い分けがおすすめです。
天ざるそば1,950円|せっかくグルメで紹介された圧巻の盛り
テレビ「バナナマンのせっかくグルメ」で日村さんが食べていたのが、この天ざるそば(並)1,950円です。蕎麦300gに加えて、エビ・ナス・カボチャ・舞茸・オクラ・大葉の6種類の天ぷらがセットになった豪華なメニューです。
天ぷらはサクッと軽い衣で、エビは大ぶりなものが使われています。カボチャはほくほくとした甘みがあり、舞茸は香りが豊か。天ぷらだけでもお腹にたまるボリュームで、蕎麦と合わせるとかなりの満足感があります。
カップルで1つずつ頼んでシェアしながら食べるのも楽しい注文方法。一人旅で寿々㐂の味を堪能するなら、天ざるそばを選べば間違いありません。ただし並盛でも蕎麦300gは一般的な蕎麦店の1.5倍近い量。女性や小食の方は食べきれない可能性があるため、同行者とシェアするか、並盛のざるそば+天ぷら単品を検討してみてください。
山かけそば1,250円|とろろと蕎麦のヘルシーな組み合わせ
山かけそばは1,250円で、冷たい蕎麦にすりおろした山芋(とろろ)がたっぷりかかったメニューです。蕎麦のコシととろろのなめらかな食感のコントラストが楽しめます。
とろろは消化が良く、蕎麦との相性も抜群。つるつると食べられるので、暑い夏場やあまり食欲がないときにも食べやすい一品です。栄養バランスも良く、ヘルシー志向の方にも人気があります。
ドライブ旅の途中で胃に負担をかけたくない場面や、朝食をしっかり食べた後の軽めのランチにぴったり。一方、ボリュームを求める方にはやや物足りなく感じることもあるため、その場合はざるそばの大盛と迷うところです。
| メニュー名 | 価格(税込) | 特徴 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|
| ざるそば | 850円〜 | 蕎麦そのものの味を楽しめる定番 | 蕎麦本来の味を楽しみたい方 |
| わさびそば | 850円 | 安曇野産生わさびの爽やかな辛み | 安曇野らしさを味わいたい方 |
| 天ざるそば | 1,950円 | 蕎麦300g+天ぷら6種の豪華セット | ボリューム重視・テレビで見た方 |
| 山かけそば | 1,250円 | とろろのなめらかな食感が蕎麦に合う | ヘルシー志向・軽めに食べたい方 |
| 親子そば | 1,200円 | 鶏肉と卵のやさしい味わい | 家族連れ・お子さんにも食べやすい |
寿々㐂の温かい蕎麦・うどんメニュー|安曇野市の寒い季節にもうれしい一杯

温かいかけそば・たぬきそば|冬の安曇野市で体を温める定番
寿々㐂には冷たい蕎麦だけでなく、温かい蕎麦メニューも用意されています。定番のかけそばやたぬきそばは、出汁の効いた温かいつゆに手打ちの二八蕎麦が入った一品です。
安曇野市の冬は気温がマイナスまで下がることもあり、観光中に冷えた体を温めるには温かい蕎麦がぴったり。出汁は鰹と昆布のバランスが良く、やさしい味わいで蕎麦の風味を引き立てます。蕎麦の食感は冷たいざるそばに比べてやわらかくなりますが、温かいつゆとの一体感があり、別の美味しさがあります。
12月〜2月の真冬に安曇野を訪れるなら、温かい蕎麦を選ぶのが正解。ドライブで手足が冷えたときにも体の芯から温まります。ただし、蕎麦本来のコシや香りをしっかり味わいたいなら、やはり冷たいざるそばのほうがおすすめ。季節と好みに合わせて選んでみてください。
うどんメニューも充実|蕎麦が苦手な同行者にも対応
寿々㐂は蕎麦店ですが、うどんメニューも温・冷の両方で提供しています。蕎麦アレルギーのある方や、小さなお子さん連れのご家族にとって、うどんが選べるのは大きな安心材料です。
うどんも手作りで、もちもちとした食感が特徴。蕎麦と同じく安曇野の水を使って仕上げており、つゆとの相性も良好です。蕎麦好きな方が蕎麦を食べている横で、お子さんがうどんを食べるといった使い方ができます。
家族旅行で訪れた場合、大人は蕎麦、子どもはうどんと分けて注文すれば全員が満足できます。グループで訪れるときも「蕎麦はちょっと…」という方がいても安心。ただし、蕎麦と同じ釜で茹でている可能性があるため、重度の蕎麦アレルギーの方は事前に店舗への確認をおすすめします。
季節限定メニューにも注目|カレーうどんが登場する時期も
寿々㐂では季節によって限定メニューが登場することがあります。口コミで話題になることがあるのがカレーうどんで、寒い季節に提供されることがあるようです。
蕎麦店のカレーうどんは、和風出汁をベースにしたカレーつゆがうどんに絡む独特の味わい。一般的なカレーうどん店とは異なり、出汁の旨みが前面に出るのが蕎麦屋ならではの美味しさです。スパイシーさと出汁のやさしさが同居する味わいは、一度食べるとクセになります。
ドライブ旅で安曇野市を冬に訪れる予定の方は、通常メニューに加えて季節限定メニューがあるかチェックしてみてください。限定メニューは公式な告知がないことも多いため、来店時に壁のメニュー表を確認するのが確実です。提供時期が決まっているわけではないので、なければ通常の蕎麦メニューを楽しみましょう。
寿々㐂は現金払いのみ対応です。クレジットカードや電子マネー、QRコード決済は使えません。安曇野市内にはコンビニATMもありますが、来店前に現金を用意しておくとスムーズです。予算は一人1,000〜2,000円を目安に持っておけば安心です。
寿々㐂で迷ったらこのメニュー|安曇野市の常連が選ぶおすすめ3品
第1位:天ざるそば|寿々㐂のメニューで圧倒的な存在感
寿々㐂で最も人気が高いメニューは、やはり天ざるそば(並)1,950円です。せっかくグルメでも紹介されたこのメニューは、蕎麦300gと天ぷら6種類という組み合わせで、寿々㐂の魅力を一皿で味わい尽くせます。
天ぷらは注文を受けてから揚げるため、揚げたてのサクサク食感が楽しめます。大ぶりのエビ天は衣が薄めでエビの甘みがしっかり感じられ、ナスは油との相性が抜群でとろけるような柔らかさ。カボチャやオクラ、大葉、舞茸とバラエティ豊かな顔ぶれで、最後まで飽きずに食べられます。
初めて寿々㐂を訪れるなら、まずはこの天ざるそばを選んでおけば間違いありません。一人旅はもちろん、カップルでも「とりあえず天ざる」は鉄板の選択。ただし提供まで10〜15分ほどかかることがあるため、急いでいるときはざるそばのほうが早く出てきます。
第2位:わさびそば|安曇野市ならではの味を楽しむなら
安曇野市でしか食べられない蕎麦を選ぶなら、わさびそば850円がおすすめです。安曇野は大王わさび農場に代表されるわさびの一大産地。その地元のわさびを使った蕎麦は、安曇野市の蕎麦店ならではのメニューです。
わさびのツンとした辛みは、蕎麦の甘みを引き出す名脇役。すりおろしたての生わさびは市販のチューブわさびとはまるで別物で、辛みの中にほのかな甘さと清涼感があります。蕎麦に少量のせてそのまま口に運ぶと、鼻を抜ける爽快な香りが広がります。
蕎麦通や安曇野リピーターの方に特に人気のメニューです。カップルで訪れた場合は、一人が天ざるそば、もう一人がわさびそばを頼んでお互いに味見し合うのが楽しい組み合わせ。わさびの辛みが心配な方は少しずつのせて調整すれば大丈夫です。
第3位:ざるそば|蕎麦の実力をストレートに味わう王道
蕎麦そのものの味を確かめたいなら、やはり王道のざるそば(並)850円です。余計なトッピングがない分、寿々㐂の二八蕎麦の実力がダイレクトに伝わります。
ツヤのある蕎麦を箸ですくい上げ、つゆに軽くつけてすする。シンプルだからこそ、蕎麦の香り・のど越し・コシがすべてわかります。850円という価格も安曇野市内では良心的で、蕎麦好きなら毎回頼みたくなるコストパフォーマンスの高さです。
「安曇野の蕎麦を初めて食べる」という方こそ、まずざるそばで蕎麦の基本を押さえてほしいところ。一人旅で複数の蕎麦店を食べ比べするなら、各店のざるそばで比較するのが蕎麦巡りの王道です。寿々㐂のざるそばは並盛でも量が多めなので、はしご蕎麦を計画している方は並盛を選んでください。
メニュー選びで知っておきたい注文のコツ|安曇野市初訪問の方へ
並盛の量に注意|一般的な蕎麦店の1.5倍近いボリューム
寿々㐂のメニューを初めて注文するとき、最も気をつけたいのが「量」です。天ざるそばの並盛は蕎麦300gと紹介しましたが、ざるそばの並盛もかなり多め。一般的な蕎麦店の並盛が150〜200gであることを考えると、寿々㐂の「並」は他店の「大盛」に相当します。
「大盛を頼んだら食べきれなかった」という口コミは少なくありません。初めて訪れるなら、まず並盛からスタートして量を確かめるのが賢い選択です。万が一足りなければ追加注文もできます。
ドライブ旅で午後も観光を続ける予定の方は、食べすぎると眠くなるので並盛がちょうどいいでしょう。逆に「蕎麦だけでお腹いっぱいにしたい」という方は中盛や大盛に挑戦してみてください。男性でも大盛は相当な食べ応えがあります。
蕎麦は売り切れ次第終了|確実に食べるなら12時前を狙う
寿々㐂は毎朝店主が蕎麦を手打ちしており、1日に打てる量には限りがあります。営業時間は11:00〜15:00ですが、蕎麦がなくなれば閉店時間前でも営業終了です。
特にテレビ放送後は来客数が増え、14時前に売り切れるケースも。週末の12時〜13時台は最も混み合う時間帯で、この時間に到着すると待ち時間が発生することがあります。確実にメニューを楽しむなら、開店の11時か遅くとも11時半までに到着するのが安全です。
安曇野市を朝から観光する予定なら、まず碌山美術館周辺を散策してから11時の開店に合わせて寿々㐂に入るプランが理想的。一人旅なら回転が早いカウンター席を狙えばスムーズに入れることが多いです。家族連れでテーブル席を希望する場合は特に早めの到着が重要です。
支払いは現金のみ|電子マネー・カード不可を事前に確認
寿々㐂の支払いは現金のみ対応です。クレジットカード、交通系IC、PayPayなどの電子決済は一切使えません。安曇野市内の個人経営の蕎麦店では現金のみの店がまだ多いため、事前にATMで現金を下ろしておくことをおすすめします。
予算の目安は一人1,000〜2,000円。ざるそば並盛なら850円、天ざるそばでも1,950円なので、2,000円あれば余裕を持って食事ができます。安曇野市内ではJR穂高駅周辺にコンビニがあるため、現金が足りない場合はそちらのATMを利用できます。
旅行中は普段の買い物の感覚でカードや電子決済を使いがちですが、安曇野市の個人店巡りでは現金が必要になる場面が多いです。蕎麦巡りやカフェ巡りを予定しているなら、1日あたり5,000円程度の現金を持っておくと安心です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 創業50年超の手打ち二八蕎麦の味 並盛でも量がたっぷり(他店の大盛相当) 碌山美術館の目の前で観光と組み合わせやすい ざるそば850円〜とリーズナブル |
現金払いのみ(カード・電子決済不可) 蕎麦売り切れ次第閉店 月曜定休(祝日の場合は翌日休み) テレビ放送後は混雑が増加 |
メニューを120%楽しむ裏ワザ|安曇野市の蕎麦通が実践する食べ方
最初の一口はつゆにつけずに食べる|蕎麦の香りを味わう通の作法
蕎麦の味をしっかり味わうなら、最初の一口はつゆにつけずにそのまま食べてみてください。寿々㐂の二八蕎麦は、安曇野の名水で打たれているだけあって、蕎麦そのものに風味があります。噛むとほのかな甘みと穀物の香りが口の中に広がります。
この食べ方は蕎麦通の間では定番ですが、初めて蕎麦を食べる方にもぜひ試してほしいテクニックです。つゆの味がない分、蕎麦の品質がダイレクトに感じられます。寿々㐂の蕎麦がなぜ50年以上支持されているのか、最初の一口で理解できるはずです。
その後はつゆに蕎麦の下半分だけをさっとつけて食べるのが基本。つゆにどっぷり浸してしまうと蕎麦の風味が消えてしまうので、つけすぎに注意してください。薬味のネギやわさびは途中から少しずつ加えると、味の変化が楽しめます。
蕎麦湯は必ずもらう|栄養たっぷりの締めの一杯
寿々㐂では食後に蕎麦湯を出してもらえます。蕎麦湯とは蕎麦を茹でたお湯のことで、蕎麦の栄養成分(ルチンやビタミンB群)が溶け出した白濁した湯です。残ったつゆに蕎麦湯を注いで飲むのが一般的な楽しみ方です。
蕎麦湯を飲むと体がぽかぽかと温まり、食事の締めくくりにちょうど良い。つゆの塩分と蕎麦湯のまろやかさが合わさって、出汁のスープのような味わいになります。蕎麦湯を知らない方は遠慮せずにお願いしてみてください。
冬場のドライブ旅では、蕎麦湯で体を温めてから次の目的地に向かうのが気持ちいい流れ。夏場でも蕎麦湯の栄養は変わりませんので、冷たい蕎麦の後に温かい蕎麦湯で胃を整えるのは理にかなった食べ方です。蕎麦湯は無料なので、追加料金を気にする必要はありません。
意外と知られていない穴場の時間帯|13時半以降の静かな店内
実は寿々㐂には穴場の時間帯があります。それが13時半〜14時半ごろ。昼のピークを過ぎたこの時間帯は、客足が落ち着いて店内がぐっと静かになります。蕎麦が残っていれば、待ち時間なしで席につける可能性が高い時間です。
ただしこれはリスクもある選択で、蕎麦の売り切れが早い日は13時台で終了してしまうことがあります。特にテレビ放送後の週末は売り切れが早まる傾向にあるため、「確実に食べたい」なら午前中の来店が安全です。一方、「ダメだったら別の蕎麦店に行く」くらいの余裕がある旅程なら、あえてこの穴場時間を狙うのもありです。
安曇野市には蕎麦店が数多くあるため、万が一寿々㐂が売り切れだった場合の代替店をあらかじめ調べておくと、旅行プランが崩れずに済みます。穂高駅周辺だけでも複数の蕎麦店があります。
安曇野市の蕎麦屋では「新そば」の季節(10月下旬〜11月)に特別なメニューや十割蕎麦を提供する店があります。寿々㐂も新そばの時期は蕎麦の香りがいっそう豊かになるので、この時期に合わせて訪れるのも通の楽しみ方です。紅葉シーズンとも重なるため、安曇野の紅葉と新そばを同時に楽しめる贅沢な旅程が組めます。
寿々㐂へのアクセス・駐車場・基本情報|安曇野市内からの行き方
JR穂高駅から徒歩5分|碌山美術館の正面という好立地
寿々㐂はJR大糸線・穂高駅から徒歩約5分の場所にあります。駅を出て碌山美術館方面に向かうと、美術館の正面に寿々㐂の看板が見えてきます。公共交通機関で安曇野市を訪れる場合でもアクセスしやすい立地です。
JR大糸線は松本駅から穂高駅まで約30分。本数が1時間に1〜2本と少ないため、時刻表を事前に確認しておくことが重要です。松本駅からの日帰り旅行で寿々㐂に行く場合は、午前中の電車で穂高駅に着き、碌山美術館の見学後にランチで寿々㐂に立ち寄るプランが効率的です。
一人旅や電車旅で安曇野市を巡る方にとって、駅から歩ける蕎麦店は貴重な存在。車がなくても安曇野の蕎麦を楽しめるのは大きなメリットです。ただし穂高駅周辺は平坦な道が多いものの、夏場は日差しが強く、冬場は路面凍結の可能性もあるため、歩きやすい靴で訪れてください。
車でのアクセス|安曇野ICから約15分
車で訪れる場合は、長野自動車道・安曇野ICから国道147号線を北上し、約15分で到着します。穂高駅方面への道案内に従って進めば迷うことはほぼありません。カーナビには「碌山美術館」または「安曇野市穂高5609」と入力するとスムーズです。
安曇野市は車社会で、観光も基本的に車での移動が便利。大王わさび農場や穂高神社など、穂高エリアの観光スポットを回る場合も車があると効率的です。国道147号線沿いにはガソリンスタンドやコンビニもあるため、ドライブ中の補給にも困りません。
松本市方面からのドライブなら、松本ICから安曇野ICを経由して約20分。長野市方面からは豊科ICで降りても行けますが、安曇野ICのほうが道がわかりやすいです。週末は安曇野IC出口が混雑することがあるため、少し余裕を持ったスケジュールを組んでおきましょう。
駐車場情報|店舗周辺の駐車スペースを事前にチェック
寿々㐂には店舗近くに駐車スペースがあります。ただし台数が限られているため、混雑時は満車になることがあります。
満車の場合は、碌山美術館の駐車場や穂高駅周辺の公共駐車場を利用する方法もあります。碌山美術館を見学する予定があるなら、美術館の駐車場に停めて徒歩で寿々㐂に向かうのが効率的です。
週末や祝日、特にテレビ放送後は駐車場の確保が難しくなることがあります。11時の開店に合わせて到着すれば、駐車スペースにも余裕がある場合が多いです。GWや紅葉シーズン(10月〜11月)は安曇野市全体が観光客で混み合うため、この時期に訪れるなら特に早めの行動が大切です。
| 名称 | そば処 寿々㐂(すずき) |
| 所在地 | 長野県安曇野市穂高5609 |
| 電話番号 | 0263-82-4024 |
| 営業時間 | 11:00〜15:00(蕎麦売り切れ次第終了) |
| 定休日 | 毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日) |
| 予算目安 | 1,000〜2,000円 |
| 支払い方法 | 現金のみ |
| 駐車場 | あり(台数少なめ) |
| アクセス | JR大糸線・穂高駅から徒歩約5分 / 安曇野ICから車で約15分 |
| 地図 | Googleマップで見る |
| Google Maps | 地図を見る |
寿々㐂と一緒に回りたい安曇野市の観光スポット|メニュー選びの前後に楽しむ
碌山美術館|寿々㐂の目の前にある安曇野市のシンボル
寿々㐂の正面に位置する碌山美術館は、安曇野市穂高出身の彫刻家・荻原碌山(守衛)の作品を展示する美術館です。赤レンガの教会風建物が印象的で、安曇野市を代表する文化スポットとして知られています。
入館料は大人700円、高校生300円、小中学生150円。所要時間は30分〜1時間程度で、美術にあまり興味がない方でも建物の雰囲気と庭園の美しさだけで訪れる価値があります。蕎麦を食べる前に美術館を見学し、お腹が空いたところで寿々㐂に向かう流れがおすすめです。
カップルのデートコースとしても、碌山美術館の静かな空間から寿々㐂の蕎麦ランチへ、という流れは安曇野市らしい穏やかな時間を過ごせます。ただし碌山美術館は月曜定休(祝日の場合は翌日)で、寿々㐂と同じ定休日なのでスケジュールを組む際は注意してください。
大王わさび農場|安曇野市最大の観光スポットへ車で約10分
寿々㐂から車で約10分の場所にある大王わさび農場は、安曇野市で最も有名な観光スポットです。入場無料で、広大なわさび田と北アルプスの景色を楽しめます。わさびソフトクリームや、わさびコロッケなどのグルメも人気です。
寿々㐂でわさびそばを食べた後に大王わさび農場を訪れると、安曇野のわさび文化をより深く体感できます。農場内の水車小屋は写真スポットとしても有名で、透き通った湧水の流れは安曇野の水の豊かさを実感できる場所です。
家族連れなら半日たっぷり楽しめますし、一人旅でも散策路を歩きながら気持ちの良い時間を過ごせます。ただしGWや夏休みは駐車場が混雑するため、午前中に大王わさび農場を訪れてから寿々㐂でランチにするのが渋滞を避けるコツです。
穂高神社|安曇野市の歴史に触れるパワースポット
JR穂高駅のすぐ近くにある穂高神社は、安曇族の祖神を祀る由緒ある神社です。寿々㐂からは徒歩約5分の距離にあるため、蕎麦を食べた後の食後の散歩としてちょうど良い距離感です。
境内は静謐な空気に包まれており、参拝だけなら15〜20分ほどで回れます。毎年9月に行われる「御船祭り」は安曇野市を代表する祭事で、この時期に合わせて訪れるのも一つの楽しみ方です。御朱印集めをしている方にも人気のスポットです。
電車旅で安曇野市を訪れた場合、穂高駅→穂高神社→碌山美術館→寿々㐂というルートが徒歩圏内で完結します。すべて歩いて回れるので車がなくても安曇野市の見どころを効率的に楽しめるのが穂高エリアの魅力です。冬場は路面が滑りやすい日もあるため、歩きやすい靴を準備しておくと安心です。
【午前】安曇野ICから出発 → 大王わさび農場で散策(約1時間)
【昼】寿々㐂で蕎麦ランチ(11:00〜12:00に入店がベスト)
【午後】碌山美術館を見学(約30分〜1時間)→ 穂高神社で参拝(約20分)
→ 穂高駅周辺のカフェでひと休み → 安曇野ICへ



まとめ|寿々㐂は安曇野市のメニュー選びに迷わない手打ち蕎麦の名店
寿々㐂は安曇野市穂高で50年以上続く手打ち蕎麦の名店です。親子3代で守り続ける二八蕎麦は、安曇野の名水で打たれ、名水で締められた一杯。テレビ「バナナマンのせっかくグルメ」で紹介されたことで注目度が高まっていますが、もともと地元で長く愛されてきたお店です。メニューはざるそば850円から天ざるそば1,950円まで、シンプルだからこそ蕎麦の質で勝負する潔さがあります。
この記事のポイントを改めて整理します。
- 寿々㐂は昭和49年創業、碌山美術館の正面に位置する老舗手打ち蕎麦店
- メニューはざるそば(850円〜)、わさびそば(850円)、天ざるそば(1,950円)など、冷・温の蕎麦とうどんが揃う
- 天ざるそばは蕎麦300g+天ぷら6種で、並盛でもボリューム満点
- 営業時間は11:00〜15:00で蕎麦売り切れ次第終了、確実に食べるなら12時前の来店がおすすめ
- 支払いは現金のみ、1人あたり1,000〜2,000円の予算があれば十分
- JR穂高駅から徒歩約5分、安曇野ICから車で約15分とアクセスも良好
- 碌山美術館・穂高神社・大王わさび農場とセットで安曇野市の半日観光が楽しめる
安曇野市で蕎麦ランチを考えているなら、まずは寿々㐂の天ざるそばを試してみてください。蕎麦300gと6種の天ぷらで1,950円というコストパフォーマンスの良さは、他の蕎麦店ではなかなか出会えません。碌山美術館の鑑賞と合わせれば、安曇野らしい充実した半日を過ごせます。開店の11時に合わせて足を運んでみてはいかがでしょうか。
※記事の内容は2026年5月時点の情報をもとにしています。メニュー・価格・営業時間などは変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトや店舗へ直接ご確認ください。
あわせて読みたい

コメント